「舌癖」という言葉を知っていますか?

  舌癖とは


舌癖とは・・・

日常生活の中で、本を読んだり、テレビやスマホの画面を見たりしている時に、知らないうちにポカーンを口を開けていたり(ポカン口)、

食べ物・飲み物を飲み込む時に、舌を突き出して歯を押すような動きをする癖のことです。


癖なので、無意識におこなっていて自分では気づいていないことが多いでしょう。




この舌癖は、舌や唇や頬など、お口周りの筋肉が弱いことでも引き起こされています。


筋肉が弱いと口を閉じている力が無く、常に口を開けているポカン口になり、口呼吸をするようになります。


【口呼吸が良くない理由】↓↓

●口の中が乾燥して食べ物が残りやすくなるため、虫歯が出来やすくなります。

●鼻呼吸なら鼻で空気の温度調節ができて、ホコリも取れてそれが鼻クソになるわけですが、
口呼吸だとダイレクトに肺へ空気が入り込み、風邪をひいたり、気管支喘息になったり、免疫疾患を誘発します。

●口呼吸では呼吸が浅くなり、姿勢が前傾になることがあります。


【舌で歯を押す癖が良くない理由】↓↓

●そういった癖があれば、歯には内側から外側へ力が常に(頻繁に)加わることになり、前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に不要なすき間ができたり、上下の歯が噛み合わなくなったりしてきます。



歯並びへの影響を考えれば、舌癖は早めに治したほうが良いと考えます。




舌癖を治すには、正しい舌の位置を覚え、お口周りの筋肉を鍛えたり、正しい飲み込み方ができるようトレーニングをする必要があります。


それがMFT(口腔筋機能療法)です。

しかし、これについてはまた別にお話します。



トレーニング開始の前に、舌癖の原因を考えてみましょう。子供の舌癖の原因を考える

【舌癖の原因は?】↓↓

1.鼻の病気(アレルギー性鼻炎・花粉症・慢性鼻炎・蓄膿症)、のどの病気(扁桃腺肥大・アデノイド)による口呼吸、または習慣性の口呼吸

2.3才以降の指しゃぶり
(前歯に隙間ができ、舌が出やすくなります)

3.舌の裏の”ひも”(舌小帯)が短い(舌小帯が短いため舌が上あごにつきにくい)
舌のひもが短い
舌小帯とはこの部分のことです↑

舌小帯が短いと、下の写真のように、舌を出したときに、先端がハート型になります。

ハート型の舌 舌小帯が短い
舌が常に低位にあるので、通常の飲み込みができなかったり、活舌に問題が起きることも。




まずは、このような舌癖の原因を探り、どのようにして舌癖を治していけば良いか一緒に考えていきましょう。

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