今年の冬は、日ごとに気温が大きく変化することがあり、20℃近くまで気温が上がったかと思えば、次の日は10℃に達しないなど、体調管理が特に難しいように思います。
日中あたたかくなっても、朝晩の冷え込みは強いので油断は禁物です。
冬は、寒い外にいたり、外からあたたかい室内に入った時など、鼻水が出てきたりしますね。
このような一時的な症状ではなく、アレルギーや鼻炎など、慢性的な鼻水・鼻づまりの症状と歯並びの関係についてのお話をします。
特にお子さまのことについてお話しますので、気になることがある方は、長いですが読んでみてください。
日中あたたかくなっても、朝晩の冷え込みは強いので油断は禁物です。
冬は、寒い外にいたり、外からあたたかい室内に入った時など、鼻水が出てきたりしますね。
このような一時的な症状ではなく、アレルギーや鼻炎など、慢性的な鼻水・鼻づまりの症状と歯並びの関係についてのお話をします。
特にお子さまのことについてお話しますので、気になることがある方は、長いですが読んでみてください。
当院は、毎年子供たちの歯科検診を担当しているのですが、そのとき、鼻水を垂らしている子が多いことに気づきます。
この状態だと、子供たちはいつも鼻をすすっていたり、口呼吸になっていると考えられます。
「鼻をすする」・「口で呼吸する」という行為は歯並びに影響してくることがあり、とても気になっています。
悪い歯並びには、多くの場合、癖や習慣が関係していると言われています。
↓下のチェックポイントをご覧ください。
【お子さまの観察ポイント】
□歯の汚れが気になる
□鼻水・鼻詰まりの症状がある
□いつもポカーンと口を開けている
□下唇が上唇よりも分厚い
□唇が乾燥したり荒れたりしている
□唇をよく舐めている
□手や首、顔の肌が赤くなっていたり、ザラザラとしている
□子どもなのに目の下にクマがある
□猫背が気になる
□左右の肩の高さが違う
□3才を過ぎても指しゃぶりをしている
いかがですか?
当てはまるものがあったでしょうか。
なぜ鼻水をすすったり、鼻が詰まっていることが歯並びに影響してくるのかというと・・・
垂れてくる鼻水をすする時、頬(鼻周り)に力が入りますね。
これを日常的に続けていると、
歯は頬(外側から)の圧力を受け続けることになり、内側に寄って来たり、倒れてきたりするのです。
また、鼻が詰まって口呼吸になると口の中が乾燥します。
そうすると虫歯が出来やすくなりますし、唇も乾燥するので唇をよく舐めます。
唇を舐めるとき、唇を口の中(内側)に巻き込みますね。
これを続けていると、前歯は内側に押され続け、歯並びに影響してくるのです。
↓こちらは3才のお子さん。
鼻炎の症状で鼻づまりのため、普段から口呼吸で、いつも口を開けている状態でした。
下唇を舐めてばかりいるので、下の前歯が内側に押され、永久歯が生えてくる十分なスペースが無くなる心配がありました。
そして、↓同じお子さんが8才になったときの下の歯の写真です。
下の前歯が永久歯になりましたが、やはりスペース不足で歯列がガタガタに。
このような歯並びになる前に、日常生活で口の中に悪い影響を及ぼす癖(=態癖)や、
悪習慣などの改善をし、早めに形態を整えることで大きな不正咬合(悪い歯並び)を
予防していくことが予防矯正です。
お口のことは虫歯だけではありません。
お子さまの日頃の様子を少し見てみてください。
ポカーンと口を開けたままになっていませんか?
この記事を読んで、気になることがありましたら当院へご相談ください。
ア歯科 江崎診療所
東急田園都市線 桜新町駅 南口真上ビル4階
03-3426-5336