オーラルフレイルという言葉を聞いたことがありますか?


『フレイル』とは、健康な状態と要介護の状態の中間にある段階、

わかりやすく言うと、年齢とともに心身が衰え始めてきている状態のことです。


そして『オーラルフレイル』というのは、かむ・飲み込む・話すなどの

口の機能が衰えてきている状態のことを言います。


食事中に、むせたり食べこぼしがあったり、硬いものが食べにくい、

滑舌が悪くなったと感じることがある場合、あなたのお口は

オーラルフレイルの状態にあるかもしれません。
オーラルフレイルとは


「そういう年齢だから仕方ない」とそのまま放置しがちですが、それではいけません!


放っておくと、お口の問題だけでなく、体の衰えや病気にもつながりかねません。



かむ・飲み込む・話す、というお口の機能はとても重要で、

オーラルフレイルの状態から何もせずにいると、噛めない、飲み込めない、という

口腔機能の低下から障害へと進みます。



噛めない、飲み込めないという状態では食事を楽しむことも難しくなりますし、

食べ物から栄養を摂ることもできなくなります。

また、滑舌が悪くなって会話がスムーズにできないとなれば、

人と会う機会、話す機会も減ってきて、外へ出ることもなくなって

しまうかもしれません。



そうなる前に、口周りの筋肉を鍛えるトレーニングを始めましょう!


オーラルフレイルの状態で適切な対策を取ると、症状が改善されることが分かっています。




体の健康は、健康なお口(健口)から!


口腔機能が健常な状態を健口(けんこう)と言います。


自宅でできるトレーニングを紹介しますので、ぜひ続けてみてください。



●あいうべ体操

口の周りの筋肉を鍛える体操です。
イラストのように口を大きく動かして、舌もできるだけ伸ばして
繰り返しやってみましょう。
オーラルフレイル改善にあいうべ体操


●唾液腺マッサージ
唾液腺マッサージ


これらの体操やマッサージは、年齢問わずおすすめできますので、
ご家族みなさんでやってみたり、幼稚園などでやってみるのも
良いですね。


そのほか、口を動かすことを意識しながら声を出して本を読んだり、

カラオケで歌ったりすることもおすすめです。

「パパパパ」「タタタタ」と素早く舌と口を動かす練習も効果的です。



健康で楽しい生活のために、まずは健口づくり!



当院では、口腔筋機能療法(MFT)のご相談も受付しています。

お子様の歯列改善のためのMFTトレーニングだけでなく、

成人の方にもMFTトレーニングを実施しています。

正しい舌の位置や飲み込み方を覚え、舌や口周りの筋肉を鍛えます。

ご高齢の方では、飲み込みや発音の改善が期待できます。

お口や歯のことで気になることがありましたらお気軽にお電話ください😊



世田谷区桜新町の歯科医院
ア歯科江崎診療所
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