ア歯科 江崎診療所のブログ

世田谷区桜新町にある歯科医院です。 予防歯科・お子さまの予防矯正に力を入れています。
噛み合わせ、舌癖、MFTトレーニングなどのご相談も受付しています。
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歯の矯正相談受付中です

カテゴリ: お子さまの予防矯正

お子さまの歯並びのことを気にしていらっしゃる親御さまは多いかと思います。


「歯並びを良くしたい」「矯正治療を始めようかな」



と考えた場合、みなさんはどのような歯科医院を

どのようにお探しになるでしょうか。
矯正歯科 選び方 きれいな歯並びに
今は、「矯正歯科」で調べれば、自宅近くの歯科医院や、子供の矯正歯科をメインにしている歯科医院など、いろいろと検索結果はでてくると思います。



では、「予防矯正」という言葉はご存じでしょうか。

今日は「予防矯正」についてお話します。



聞き慣れない方も多いかもしれませんが、「予防矯正」は「矯正」とは違います。



予防矯正は、矯正治療を行うことになる前の段階で、歯並びや噛み合わせを良い状態へ導き、将来の大きな不正咬合(悪い歯並び・噛み合わせ)を防ぐために行うものです。


予防矯正も矯正も、歯並びや噛み合わせを良くするための治療ですが、大きく違う点があります。



■予防矯正を行える時期は限られている

予防矯正は0才~14,15才くらいまでの成長発育期の子どもに対する治療です。

そして、その成長過程に合わせてトレーニングしていくので、行える時期が限られています。


■ワイヤーは使いません

予防矯正では、歯並びを整えるために全部の歯にワイヤーを取り付けることはしません。
(下記で治療法を紹介しています)
(一部にワイヤーを使った矯正装置を使うことはあります)

その点では小さなお子さまでも安心なのではないでしょうか。



■「歯並びを整えたら終わり」ではない

もちろんきれいな歯並びや噛み合わせを目指して改善していくわけですが、
それよりも重要と考えることがあります。
それは、歯並びが悪くなる原因(悪い癖や習慣)を見つけて、その原因を除去することです。
そのために歯科医師や歯科衛生士が指導・支援をしながら患者様と一緒に治療を続けていきます。





歯並びが悪くなるには原因があります


以前このブログでお話していますが、鼻炎やアレルギーでいつも鼻水をすすっていたり、口呼吸の癖があったりするとそれが歯並びに影響してきます。




頬杖やうつぶせ寝の癖も歯並びに影響します。



3才以降の指しゃぶりも良くありません。

ちょっと考えてみてください。

指しゃぶりというのは、上の前歯と下の前歯の間に指がはさまっている状態なので、それを続けているとそのうち開咬(上と下の前歯が噛み合わず隙間ができてしまう)になったり、

指をくわえながら前歯を外側に押していれば、そのうち出っ歯(上の前歯が顎よりも前に出ている)になったりと、

普段の何気ない仕草(癖や習慣)が歯列に少しずつ影響していきます。

歯並び 出っ歯 矯正 治す 歯医者



歯並びが悪くなるには、こうした原因があり、この原因(良くない癖や習慣)を取り除かなければ、どのような方法で矯正治療しても、再び元の歯並びに後戻りしてしまう可能性が残ります。


子どもの頃はあごの骨が柔らかいので、上に挙げたような癖や習慣が原因で圧力がかかり続ければ歯列は悪い影響を受けやすいです。
しかし逆に考えれば、悪い影響を受けた歯列も、良い状態へと導きやすい時期でもあるということです。

この時期に、歯並びに影響するような悪い癖や習慣を完全に除去して、歯列も整えておけば、後戻りの心配も少なくなりますし、将来の大きな不正咬合を未然に防ぐことにつながります。

これが予防矯正です。



●MFT(口腔筋機能療法)

予防矯正のひとつの治療法として、マウスピースを使って舌の正しい使い方をトレーニングしたり、口周りの筋肉を整えるトレーニングをしたりします。


舌にも正しい位置があり、正しい位置にないと歯並びに悪い影響が出てきます。



そして、日ごろから口呼吸になっている人は、口周りの筋肉を鍛えることで、鼻呼吸へと改善を促します。




予防矯正も、矯正も、お子さまの身体的負担や、費用がどれくらいかかるかなど親御さまには不安や疑問がいろいろとあるかと思います。

まずは話だけ、ということでももちろん構いませんので、お気軽に下記までご連絡ください。

ご相談受付中です。

予防矯正は、親子(ご家族)で正しい知識を理解して、根気よく続けていただくことが大事です。

不正咬合は、身体の不調につながることもありますので、放置せず早めにご相談いただきたいです。



お子さまの予防矯正のご相談は
世田谷区桜新町の歯科医院
ア歯科江崎診療所
電話:03-3426-5336

田園都市線 桜新町駅 南口の真上なので電車でも通いやすいです😊




今年の冬は、日ごとに気温が大きく変化することがあり、20℃近くまで気温が上がったかと思えば、次の日は10℃に達しないなど、体調管理が特に難しいように思います。

日中あたたかくなっても、朝晩の冷え込みは強いので油断は禁物です。



冬は、寒い外にいたり、外からあたたかい室内に入った時など、鼻水が出てきたりしますね。

このような一時的な症状ではなく、アレルギーや鼻炎など、慢性的な鼻水・鼻づまりの症状と歯並びの関係についてのお話をします。


特にお子さまのことについてお話しますので、気になることがある方は、長いですが読んでみてください。



当院は、毎年子供たちの歯科検診を担当しているのですが、そのとき、鼻水を垂らしている子が多いことに気づきます。


この状態だと、子供たちはいつも鼻をすすっていたり、口呼吸になっていると考えられます。

「鼻をすする」・「口で呼吸する」という行為は歯並びに影響してくることがあり、とても気になっています。


悪い歯並びには、多くの場合、癖や習慣が関係していると言われています。


↓下のチェックポイントをご覧ください。

【お子さまの観察ポイント】

□歯の汚れが気になる
□鼻水・鼻詰まりの症状がある
□いつもポカーンと口を開けている
□下唇が上唇よりも分厚い
□唇が乾燥したり荒れたりしている
□唇をよく舐めている
□手や首、顔の肌が赤くなっていたり、ザラザラとしている
□子どもなのに目の下にクマがある
□猫背が気になる
□左右の肩の高さが違う
□3才を過ぎても指しゃぶりをしている


いかがですか?
当てはまるものがあったでしょうか。




なぜ鼻水をすすったり、鼻が詰まっていることが歯並びに影響してくるのかというと・・・





垂れてくる鼻水をすする時、頬(鼻周り)に力が入りますね。

これを日常的に続けていると、
歯は頬(外側から)の圧力を受け続けることになり、内側に寄って来たり、倒れてきたりするのです。


また、鼻が詰まって口呼吸になると口の中が乾燥します。

そうすると虫歯が出来やすくなりますし、唇も乾燥するので唇をよく舐めます

唇を舐めるとき、唇を口の中(内側)に巻き込みますね。

これを続けていると、前歯は内側に押され続け、歯並びに影響してくるのです。



↓こちらは3才のお子さん。
子供 ぽかん口 歯並び悪い
3才 歯並び 矯正 前歯 歯医者

鼻炎の症状で鼻づまりのため、普段から口呼吸で、いつも口を開けている状態でした。

下唇を舐めてばかりいるので、下の前歯が内側に押され、永久歯が生えてくる十分なスペースが無くなる心配がありました。


そして、↓同じお子さんが8才になったときの下の歯の写真です。
8才時
下の前歯が永久歯になりましたが、やはりスペース不足で歯列がガタガタに。



このような歯並びになる前に、日常生活で口の中に悪い影響を及ぼす癖(=態癖)や、
悪習慣などの改善をし、早めに形態を整えることで大きな不正咬合(悪い歯並び)を
予防していくことが予防矯正です。


お口のことは虫歯だけではありません。
お子さまの日頃の様子を少し見てみてください。
ポカーンと口を開けたままになっていませんか?


この記事を読んで、気になることがありましたら当院へご相談ください。



ア歯科 江崎診療所
東急田園都市線 桜新町駅 南口真上ビル4階
03-3426-5336


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